岩隈久志が日本人トップタイの12勝目 圧巻の投球を見せる右腕はどこまで成績を伸ばすのか
メジャーを席巻する日本人投手の中でも光り輝く岩隈
マリナーズの岩隈久志投手が19日(日本時間20日)、敵地でのフィリーズ戦で8回4安打11奪三振無四球無失点と好投し、12勝目(6敗)を挙げた。
今オフに右手中指を痛めて出遅れた岩隈だが、今季21回の登板で12度目のハイ・クオリティースタート(7回以上を自責2以内、57.1%)、15度目のクオリティースタート(6回以上を自責3以内、71.4%)と圧巻のピッチングを見せている。
メジャーを席巻する日本人投手の中でも、その成績は光り輝いている。
19日時点で12勝はヤンキース田中将大に並び日本人トップでリーグ10位タイ。防御率2・57は田中の2・51に次いで日本人2位でリーグ6位。WHIP(1イニングでの安打+四死球)は田中の1・01を上回る0・95でリーグ3位。また、12個という与四球の少なさは際立っており、1つの四球を与えるまでにいくつの三振を奪ったかを表すK/BBは10・00とリーグ1位だ。
昨季14勝6敗、防御率2・66でシーズンを終えた岩隈はすでに2年連続2桁勝利を達成。今季、どこまで成績を伸ばすのかにも注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count