ジーターにとって最も偉大なチームメートは? イチローが4位にランクイン
20選手の中でジーターの残りの試合を共にプレーするのはイチローだけ
そして4位にはイチローが入った。2012年のシーズン途中にトレードで加入した安打製造機は、ジーターも一目を置く存在。メジャー通算2815安打は歴代48位ながら、日米通算では4093安打で、歴代6位のジーターの3438安打を上回っている。2004年に記録したシーズン262安打も、おそらく不滅の記録となるだろう。上の2人に薬物疑惑があることを考えると、リベラに次ぐ実質2位と考える人もいるかもしれない。ジーターと同時代にプレーした選手の中では、やはり突出した存在と言える。
5位はウェイド・ボッグスだ。ライバルのレッドソックスで活躍していたイメージが強いが、ヤンキース移籍後は1995、96、97年とジーターとチームメートだった。キャリア通算3割2分8厘の高打率でメジャー史に残るヒットメーカーは、5度の首位打者、8度のシルバースラッガー賞、12度のオールスター出場を誇る。1996年にはジーターとともにヤンキース18年ぶりの世界一に大きく貢献した。
また、以降のランクイン選手は、6位イバン・ロドリゲス(捕手)、7位ランディ・ジョンソン(投手)、8位ドン・マッティングリー(内野手)、9位アンディ・ペティット(投手)、10位バーニー・ウィリアムズ(外野手)、11位デビッド・コーン(投手)、12位ポール・オニール(外野手)、13位ロビンソン・カノ(内野手)、14位CC・サバシア(投手)、15位ダリル・ストロベリー(外野手)、16位ドワイト・グッデン(投手)、17位マイク・ムッシーナ(投手)、18位ホルヘ・ポサダ(捕手)、19位ゲーリー・シェフィールド(外野手)、20位ティノ・マルティネス(内野手)となっている。
ジーターは1995年のデビューからメジャー随一の名門球団で今年も含めて20年プレーしてきたとあって、球史に残る選手の名前がズラリと並ぶ。Aロッドは禁止薬物使用で今季いっぱい出場停止、サバシアは負傷で今季絶望となっているだけに、これからジーターと共にプレーする姿を見られるのは、この中ではイチローだけだ。残り試合は少ないだけに、2人のレジェンドがヤンキースの勝利のために戦う姿はとても貴重だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count