田中将大の右腕の張りは心肺機能の低下も一因!? ヤンキースGMが明かす
投球練習を一時中断している田中
右肘靭帯部分断裂でリハビリ中のヤンキースの田中将大投手が実戦練習で右腕全体の張りを訴えて投球練習を一時中断しているが、腕の張りの理由が心肺機能の低下である可能性が浮上している。米テレビ局FOXスポーツが報じている。
田中は28日のシミュレーテッド・ゲームという実戦形式の練習でブレンダン・ライアン内野手相手に49球を投げたが、その翌日に腕全体に張りを訴え、遠征中のチームから離れてニューヨークに戻った。
FOXスポーツの名物記者ケン・ローゼンタール氏のレポートによると、田中はニューヨークで理学療法士とともにトレーニングすることと、投球練習を取りやめることを首脳陣に求めたという。また、ローゼンタール氏はキャッシュマンGMから聞いた話として、田中が腕全体の張りが心肺機能の低下に起因するものと考えており、マウンドに戻る前にコンディションを万全な状態に戻す必要性を感じているとしている。そこで1週間投球練習を取りやめ、リハビリをやり直すことになったと報じている。
張りを訴えた29日、田中は「もう少し強化が必要だと自分の中で感じた。腕回りだったり、色んな体の機能というのを、もう一回整えてやりたいなと思います」と話していた。
田中は7月8日のインディアンス戦で右腕に痛みを訴えて以降、しばらく安静の状態が続いていた。投球練習は再開したものの、体力面の低下を不安視したのだろうか。練習設備が充実し、専用のトレーナーが駐在するニューヨークの本拠地で体力面の強化にも取り組むことになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count