阪神のマウロ・ゴメスが1年目の外国人最多打点球団記録を更新 バースに次ぐ強力助っ人になれるか

93打点でセ・リーグトップ

 シーズン前にここまでの活躍を予想できただろうか。阪神のマウロ・ゴメスが横浜DeNA戦の3回2アウトの場面で先発・三浦大輔のシュートをとらえ、レフトスタンドへ23号ソロを放った。同点に追いつかれた直後にまたも突き放す一発。「すぐに点を取り返すことができてよかった」と話す主砲の活躍で阪神は2位に浮上した。

 ゴメスのホームランは93打点目。1976年に来日した40発助っ人、ハル・ブリーデンの92打点を超えて、来日1年目の阪神の外国人最多打点となったのだ。もちろんリーグトップの数字で2位の広島・エルドレッドとは2点差、3位の中日・森野とは19点差と広げている。タイトルも見えてきた。

 あのバースでさえ、1年目は83打点だったことを考えれば、今季に限らず、来季以降にも期待がかかる。次週9日からは、首位・巨人との甲子園での3連戦。優勝の行方を大きく左右する対決だ。ゴメスは対巨人戦、打率3割1分2厘。セ5球団の相手のうちもっとも多い6本塁打を放つほど、得意としている。阪神逆転Vのキーマンとなるに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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