オリックスが3か月ぶりの「日曜日勝利」 ペーニャの強打のウラにあった献身的プレー

オリックスが日曜日の連敗を10でストップ

 パ・リーグ2位のオリックスが京セラドームで日本ハムを8-4で下し、6月8日の広島戦以来、3か月ぶりとなる「日曜日の白星」をあげた。日曜日は10連敗中だったが、ついにストップした。4番のペーニャが4打数4安打2打点、6番の坂口が4打数2安打5打点と活躍。お立ち台に上がった2人は大歓声の中、ファンに感謝した。

 今日、明日(8日)の結果次第では首位を走るソフトバンクに優勝マジックが灯るところだったが、オリックスがつなぎの野球で阻止した。

 8得点の口火を切ったのは、ホームラン王争いを繰り広げているペーニャもスイング。2回に日本ハム先発の上沢からレフトスタンドへ29号の先制ソロを放った。「僕はホームランでもヒットでも勝利に貢献できれば何でもいい」と話す男の豪快な一撃。この日は西武のメヒアも30号を放っており、首位攻防と同様、おかわり君こと西武・中村(29本)との三つ巴の争いから目が離せなくなっている。

 本塁打を量産する陰で、勝利を呼ぶ見逃せないプレーもあった。1-0で迎えた3回の攻撃。1点を取り、なおも2死1、3塁のチャンスで、前の打席で本塁打を放ったペーニャに打順が回ってきた。当たりは高く弾む三塁手へのゴロ。191センチ、118キロの巨体を揺らしながら、全速力で一塁を駆け抜けた。

 諦めたらアウトとなり、チェンジになってしまう。だが、懸命に走った結果、間一髪セーフで内野安打となり、三塁ランナーがホームイン。貴重な3点目が入った。その後、Tー岡田の死球の後に坂口の2点タイムリーも飛び出し、この回4得点。森脇監督は「よくつないでくれた。素晴らしい攻撃だった」と褒め称えた。主砲の走りが実った。

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