オリックスが3か月ぶりの「日曜日勝利」 ペーニャの強打のウラにあった献身的プレー
繋ぎの野球で勝ってきたオリックスの強さが見えた試合
ペーニャがオリックスにいい風を吹き込ませたといえる。他の選手のホームランを誰よりも喜び、内野ゴロでも日頃から全力で一塁へと走る。全力疾走は今日始まったわけではないのだ。3回のサードへの内野安打の後には自分で拍手をしながら、喜びを爆発させた。そして、このペーニャの姿にナインが燃えた。
これまでも、味方が凡ミスをすれば真剣に怒るなど、勝利へのすさまじいまでの執念が感じ取れる。献身的で全力プレーを続ける姿は、相手チームにとっても脅威だ。
この試合では日本ハムの大谷が日本球界初となる2桁勝利&2桁本塁打の快挙を達成。強烈なスイングから放たれたセンターへのホームランだったが、ペーニャのホームランと全力疾走もスタンドのファンの心には残ったことだろう。
つなぎの野球で勝ってきたオリックスの強さが見えた試合。首位ソフトバンクが敗れ、ゲーム差は3.5に縮まった。優勝を目指してチームを牽引するペーニャの活躍から目が離せない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count