ソフトバンク接戦を制したソフトバンクが連敗ストップ 松田は球団通算8000号

摂津は4年連続2桁勝利

 ソフトバンクが摂津の好投で日本ハムに2-1で逆転勝利。連敗を2で止めた。日本ハムは初回に先制したものの4安打1得点と貧打に泣いた。

 東京ドームで開催された日本ハム対ソフトバンクの試合は、日本ハム木佐貫、ソフトバンク摂津の先発で始まった。

 1回裏、盗塁王レースでトップをひた走る西川がヒットで出塁すると、2番中島の打席で初球から走る積極性で盗塁を決める。中島は送りバントで1死3塁とすると、陽がセンター前へタイムリーヒットを放ち、僅か7球で1点を先制する。

 4回表、1点を追うソフトバンクは1死から松田が打席へ。1-1から外角へ少し甘く入ったストレートを逆らわずに右へ打つと、打球はライトスタンドの最前列へ飛び込む16号同点ホームラン。試合を振り出しに戻すこの一打は、球団通算8000号のメモリアルな一打となった。

 その後両チームともチャンスを生かせず、試合は終盤戦へ。7回表、ソフトバンクは球数の増えてきた木佐貫を攻め、2死1、2塁のチャンスを作る。ここで4番李大浩が、変わった谷元からセンターへタイムリーツーベースを放ち、遂にソフトバンクが2-1と勝ち越す。李大浩は「摂津が頑張って投げていたので、何とかしたかった」と話した。

 こうなると豪華なリリーフ陣を持つソフトバンクのペース。7回をルーキー森、8回を五十嵐が抑え、9回のマウンドにはサファテが上がる。サファテは稲葉に四球を与え、代走杉谷の盗塁があり2死2塁とピンチを迎えるが、ミランダをセカンドライナーに打ち取って35セーブ目を挙げた。

 ソフトバンクは2-1と接戦をものにし、連敗を2で止めた。先発の摂津は6回1失点の好投で10勝目を挙げ、4年連続2桁勝利となった。2位オリックスとのゲーム差は4のまま。いよいよソフトバンクが、優勝へ向けてスパートをかける。


日本ハム対ソフトバンク ダイジェスト【パ・リーグTV】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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