田中将大らの負担軽減へ ヤンキースは来季ローテ6人制を本格導入すべき?

明確な解決策は先発ローテーションを6人体制にすること

 ESPNの特集記事では、ローテ6人制が来季のヤンキースにとって最も有効な策であると指摘。「ヤンキースの先発投手5人はいずれも故障上がりか、キャリアの終盤にさしかかっているため、余分な休日は有益というより必要不可欠だ。CC・サバシアは膝の手術(今季中の欠場は確定)を受けた上、35歳の誕生日が近づいている。イバン・ノバはトミー・ジョン手術から復帰予定。マイケル・ピネダは肩の手術を受けている。ヤンキースが契約延長しなければいけない黒田博樹は40歳になる」と報じている。

 また、靭帯の傷が自然に修復しない点に触れ、田中に関して常に再発のリスクが伴うことにも言及。「解決法は明確だ。先発ローテーションを6人体制にする。投手に中5日の登板間隔を与える」と来季のヤンキースはローテ6人制の導入が必須だとほぼ断定的に論じている。

 ヤンキース関係者によると、サバシアが2012年12月に左肘骨棘障害で内視鏡手術を受けたことから、チーム側は昨オフにも先発投手の6人制の導入を検討していたという。ブライアン・キャッシュマンGMは「現状では議題に上がっていないが、私は(6人ローテを)否定することはできない。今年の終わりに我々が検討するであろう懸案事項である」と説明している。

 今季終了後にFAとなるタイガースのマックス・シャーザー投手やアスレチックスのジョン・レスター投手らエース級の獲得に動く可能性があるというヤンキース。現在の5人ローテーションに新たにもう1人のエースが加わり、6人ローテが完成するのなら、名門復活への新たな方策となるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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