巨人がVロードへ着実にマジック14 広島、DeNAは痛恨の一敗
内海が対DeNAで2連続完封勝利
巨人が12日、内海哲也投手の見事な完封劇で4連勝を飾った。横浜DeNA戦で4安打0封、4-0の勝利。2位の広島が敗れたため、優勝マジックは一気に「2」減って、「14」となった。
巨人は1回表、前回の対戦で完投勝利を許した三浦大輔投手を攻略。長野のヒット、橋本の送りバント。坂本が倒れた後、4番の阿部が強い打球でライト前ヒットを放ち、1点を先制した。
4回には片岡の2ランアーチなどで3点を追加し、ハマの番長を攻略した。内海は内角と外角をうまく使い分けて、凡打の山を築いた。終わってみれば4安打の完封勝利。対ベイスターズ戦は2試合連続の完封勝利。もうベイスターズにとってみれば、アレルギーものだろう。
DeNA打線はブランコが無安打とブレーキ。つながりを欠いた。特別な作戦もなく、最後まで内海を攻略することができなかった。クライマックスシリーズ出場へ燃える横浜DeNAだったが、一方的なゲーム展開をされ、阪神と再び4・5ゲーム差と開いてしまった。
一方、2位の広島は3位の阪神に痛い敗戦となった。先発の福井優也が1点リードの4回に押し出し四球や投手の藤浪にタイムリーを浴びるなどこの回6失点。2-8で敗れた。丸が4安打の活躍で意地をみせたが、なかなかつながらなかった。逆転優勝を目指す広島は首位・巨人との差を5ゲームに広げられてしまった。また、阪神は藤浪晋太郎投手が2年連続10勝に王手を欠ける好投で広島打線を2点で抑えて勝利した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count