カブスの和田毅は5回途中9安打4失点で降板 日本人投手の合計最多白星の更新はお預け

序盤から苦しい投球が続いた和田

 カブスの和田毅投手が敵地でのパイレーツ戦に先発し、4回1/3を9安打4失点2奪三振2四球で5勝目はならなかった。毎回ヒットを浴びる苦しい投球となり、1点のリードを許した5回1死から三塁打を浴びたところで降板を告げられた。今季、日本人投手は合計白星で2002年の最多記録に並ぶ62勝を挙げているが、またしても更新はお預けとなった。

 この日は序盤から我慢の投球が続いた。1回は2安打を浴びながら、2番マーサーを併殺に仕留めるなど無失点。しかし、2回は1死から6番サンチェスにライトへの二塁打を打たれると、2死から8番スチュワートにセンターへのタイムリーを浴び、先制を許した。

 さらに、3回は無死からハリソン、マーサーに連打されると、1死から4番ウォーカーにセンター前に運ばれ、2点目を奪われた。

 カブスは4回にバエズのホームランで1点を返したが、和田はその後もピリッとしない。その裏の投球では、2つの四球で2死1、2塁とピンチを広げ、マーサーにセンターへのタイムリーを浴びた。この回までに8安打を許す苦しいピッチングが続く。

 5回にアルカンタラのソロで再び1点差としてもらった和田だが、この日は立ち直れなかった。その裏、1死からタバタにライトオーバーの三塁打を浴びると、ベンチから出てきたレンテリア監督に交代を告げられ、5回途中で無念の降板。続くグリムが犠飛を浴び、和田の失点は4となった。

 和田はこれで3試合勝ちなしとなり、日本人投手の合計最多白星更新もならなかった。

 この日は83球を投げてストライクは54球。防御率は3・34となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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