ロッテ・涌井が7回途中1失点の好投で7勝目 ソフトバンクは痛い連敗
ソフトバンクは先発・スタンリッジが粘れず
ロッテがソフトバンクを8-1で下し2連勝をマークした。ロッテ先発の涌井は7回途中5安打1失点の内容で7勝目(11敗)。
ソフトバンク・スタンリッジ、ロッテ・涌井の両先発で始まった試合は、1回裏、加藤、鈴木の連打でロッテが無死1、3塁とすると、角中はダブルプレーに倒れるが、その間に加藤が帰り1点を先制する。
ここ2試合で16イニングを投げ自責点1と復調の兆しを見せるロッテ先発の涌井は、この日も安定した投球を見せる。初回2死から内川にヒットを許したが、李を内野フライに打ち取る。2回以降も2度の三者凡退などセカンドを踏ませないピッチングを続ける。
5回裏、1死から明石にセンター前ヒットで出塁を許すと、犠打と暴投、四球で2死1、3塁のピンチを招くが、中村をショートライナーで打ち取って無失点で切り抜ける。
すると6回表、ロッテは先頭の角中がヒットで出塁する。打席には、バッティング好調の4番デスパイネ。1-1からの3球目、スタンリッジの投じたスライダーが真ん中に入ると、デスパイネはこれを強振。打球はレフトポール際へ飛び込み、8号2ランホームランでロッテが3-0とリードを広げた。
7回裏、涌井は制球に苦しみ、先頭の松田を四球で歩かせると、明石に死球を与えたところで伊東監督は松永へスイッチ。長谷川をダブルプレーに打ち取るが、代打で出場し9番に入っている吉村がレフトへタイムリーを放ち、ソフトバンクが1点を返す。
ロッテは9回表、打者9人を送る猛攻を見せて5点を追加し、ダメ押し。8-1と試合の趨勢は決した。ロッテは9回裏をカルロス・ロサが締め、2連勝。涌井は7勝目(11敗)を挙げた。ソフトバンクは痛い連敗となったが、2位オリックスも敗れたためゲーム差は3.5のままとなっている。
ソフトバンク対ロッテ ダイジェスト【パ・リーグTV】
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count