ヤンキース監督が相手投手との相性を考慮し、イチローを“温存” 痛恨の逆転負けにジーターは「不運にも我々は他力本願の状況だ」
24打数ヒットなしのジーター
この日ボルティモアでの最終戦となったキャプテンは試合前に、オリオールズから蟹などを贈られ、敵地カムデン・ヤーズでのセレモニーで笑顔を浮かべたが、バットは湿りっぱなしだ。
この日4打数ノーヒット。ここまで24打数無安打とスランプに陥っている。打率は2割5分となったジーターは「最高の野球の街。ここのスタジアムをただただ愛している」と語ったが、思い出深い会場で結果を残すことはできなかった。
残り14試合。ワイルドカード争いはロイヤルズに5ゲーム差をつけられている。
「状況が厳しくなったことは誰もが分かっている。自力進出できる状況にいられたら良かった。不運にも我々は他力本願の状況だ」
そう語っているジーター。プレーオフ進出が極めて厳しくなっているヤンキースはロイヤルズら上位陣の大失速を待つ以外にない状況だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count