横浜DeNA・久保康友が13勝目を逃すもスタメン落ちのブランコが劇的サヨナラホームラン

中日に4-3でサヨナラ勝利

 9連戦の7戦目。本拠地に戻ってきた横浜DeNAは、中日と対戦。巨人には1勝2敗と負け越したが、3戦目は快勝。勢いそのままに、中日に4-3でサヨナラ勝利し、連勝とした。

 横浜DeNAの先発は前回本拠でのヤクルト戦で無四球完封勝利を挙げた久保康友。終盤に来て抜群の安定感を見せている。

 ここまで中6日の感覚を保ってきたが、9連戦のため、この3連戦に登板予定の久保、山口、三浦は中5日を強いられる。登板間隔の短さが懸念されていたが、久保は打たせて取るテンポの良い内容で、中日打線を打ち取っていった。

 先制点を挙げたのはベイスターズだった。1番の梶谷が中日先発の伊藤から1回裏に先頭打者ホームラン。今月に入り、3本目の先頭弾となった。2回もツーアウト3塁から梶谷がタイムリー。久保を援護した。

 久保は5回、藤井のヒットと堂上直の四球などから2アウト2、3塁とピンチを作ると荒木に投手への内野安打のタイムリーを打たれ、1点を返される。それでも最小失点に切り抜けた。6回に回ってきた打席で代打が送られて、6回3安打1失点。先発の仕事を果たした。

 久保の代打で登場したのがベテランの金城。きっちりヒットを打ち、出塁。山崎の送りバントなどで2アウト2塁とすると、前夜のヒーロー、グリエルが3点目のタイムリー2塁打。勝負強さを発揮し、リードを2点に広げた。

 久保の後を継いだ長田が7回を無失点。8回に国吉がピンチを招き、平田にタイムリーを浴びて1失点。8回途中から左腕の林が後続を断った。9回からは新人の三上が登板。しかし、守護神が土壇場で1点を返され、同点とされてしまう。ここで久保の13勝目は消えた。

 だが、闘争心は消えない。CS出場へのキーマン・ブランコが1アウトから中日4番手の祖父江を打ち、レフトへサヨナラホームラン。この日、スタメン落ちしていたブランコの劇的な代打ホームランで横浜スタジアムは歓喜に包まれた。ブランコに当たりが戻れば、打線は活気づいていくだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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