岩隈久志がメジャー自己最多の7失点でまさかのKO マリナーズはプレーオフ進出へ痛い敗戦
岩隈は今季8敗目、メジャー自己最多15勝はお預け
マリナーズの岩隈久志投手が敵地でのエンゼルス戦に先発し、3回1/3を投げてメジャー自己最多の7失点でKOされた。エンゼルスの強力打線とは5勝無敗、防御率1・64と相性が良かったが、この日は6安打2四球1本塁打と打ち込まれた。
自己最多の15勝目はまたしてもならず、自身2連敗で8敗目。プレーオフ進出を目指すマリナーズにとっても痛い敗戦で、ワイルドカード圏内のロイヤルズとのゲーム差は2に広がった。
序盤は岩隈らしい投球を見せた。初回は1死から今季MVP候補のトラウトを内角へのスライダーで空振り三振。続くプホルスも三ゴロに仕留め、三者凡退で滑り出した。2回もケンドリック、フリースから三振を奪い、3人で片付けた。
しかし、3回は2死からストレートで今季17個目の四球を与え、カルホーンにはセンター前に運ばれた。トラウトにも四球を与えて、満塁のピンチ。続くプホルスは2球で追い込みながら、ファウルで4球粘られてしまう。
最後は首を振ってスプリットを投げ込んだが、うまく拾われてレフト線へと運ばれた。トラウトの好走塁もあり、走者一掃で3失点。続くケンドリックにも右中間を破られ、この回だけで4失点となった。
岩隈は4回も先頭のフリースにセンターへのソロ本塁打を浴びて5失点目。さらに2安打を浴び、1死1、2塁となったところで交代を告げられた。後を継いだレオーネもつかまり、2人の生還を許したため、岩隈にさらに2失点が付いた。
7失点はメジャー75試合目の先発で初。防御率は3・42まで落ちた。この日は70球を投げてストライクは47球だった。
マリナーズはそのまま1-8で敗れ、ワイルドカード圏内のロイヤルズとはゲーム差を2に広げられた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count