イチローが先制タイムリーもヤンキースは3連敗 現地メディアは「ヤング&オールド」と速報
2塁打のヤングを右前打で返す
ヤンキースのイチロー外野手は16日(日本時間17日)、レイズ戦に「7番ライト」で先発。1-6で敗れた一戦で先制タイムリーヒットを放った。ESPNは唯一の打点を挙げた40歳のベテランのプレーを「ヤング&オールド」と速報している。
「ヤンキースはクリス・ヤングとイチロー スズキの連携で先制点を挙げた。元メッツのヤングは2回ツーアウトから2塁打を放ち、40歳のイチローのヒットで生還した」と報じている。
ヤングの名前とベテランのイチローをかけた見出しとなった。
この日4打数1安打1打点で打率2割8分2厘としたイチローだが、打撃陣は全体的に元気がない。マーティン・プラド内野手は盲腸の手術で今季絶望。マーク・テシェイラ一塁手は昨季手術した右手首の痛みで欠場。今季限りで引退を表明しているデレク・ジーター遊撃手は26打数ノーヒットだ。
この日先発したマイケル・ピネダ投手は5回3分の1を投げ、自責1ながら貧打の見殺しとなり、敗戦投手となった。防御率2・15ながら3勝5敗と好投しても勝てない状況が続いている。
チームも3連敗中に得点はわずか3。一方失点は10。
「我々はピン・クッションではない」
あまりに無抵抗な貧打ぶりにジョー・ジラルディ監督は試合後、裁縫で使われる針山と誇り高きピン・ストライプのユニフォームをかけながら、自嘲気味にコメントしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count