田中将大の今季中の復帰に7割超のファンが反対!? 地元メディアのアンケートで論争が巻き起こる

復帰戦は肘の最終テストの場

 さらに、田中は来年以降にピンストライプの名門を背負って立つスター候補だとして、メアッツォ記者はそのリハビリ方針に大きな疑問の声を上げた。

「田中を早々に今季休ませる方が、より意味がある。(今季中の復帰が)選手かチームにメリットがあるとは思えない。デレク・ジーターの(今季限りでの)引退後は、田中がチームのメイン・アトラクションの1つとなる。ヤンキースは彼が健康であることを確信する必要がある。だが、今季中の登板が最良の方法なのだろうか」

 一方、27%にとどまっている賛成派の意見をヤンキース番のアンドリュー・マーチャンド記者が代弁する。

「田中に関して想定しうる最悪のシナリオは、(復帰戦で)肘を抱えながらマウンドを降り、そのまま手術台に直行すること。それでも、後に発覚するよりは早いに越したことはない。だからこそ、ヤンキースが日曜日(日本時間22日)に田中を復帰させることは正しい選択だと言える。もしも、メジャーの真剣勝負の負荷に肘が耐えきれなければ、ヤンキースは即時にトミー・ジョン手術(靱帯再建手術)に送り出すことができる。2016年シーズンには復帰できる」

 記事では、田中を日本時間22日に復帰させるヤンキースの狙いとして、肘の最終テストであることを主張。マウンド上で思い切り腕を振ることができるか。本気のファストボール、スプリットに靭帯は悲鳴を上げることはないのか。それを早く知りたいというのだ。

 実際の肘の状況は、メジャーのマウンドしか確認できない。ジョー・ジラルディ監督も「もしも、来季のスプリングキャンプで肘の状態の不安が顕在化した場合、2015年シーズンの離脱に加え、2016年シーズンのスプリングキャンプまでリハビリ期間は延びることになる。2016年シーズンに疑問符が付くことにもなる」と説明している。

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