田中将大の今季中の復帰に7割超のファンが反対!? 地元メディアのアンケートで論争が巻き起こる

「問題がなければ来年にポジティブな気持ちで臨める」

 復帰賛成派のマーチャンド記者も、最終的に田中が自らの腱を患部に移植して靭帯を再建するトミー・ジョン手術を受け、全治1年~1年半の離脱を余儀なくされる可能性があることを認めている。

「最終的には田中は手術が必要となるかもしれない。その時には『ほら言っただろ!』という声を間違いなく浴びることになるだろう。だが、ヤンキースは2014年シーズンを捨てることができなかった。開幕前から2015年シーズンをあきらめたいとも思っていない。

 ヤンキースは楽観的であろうとしているのかもしれないが、現時点で(今季登板策に)は失うものはさほどない。田中の現状を把握することができる。今季終了までの2試合の先発登板で問題がなければ、来年にポジティブな気持ちで臨むことができる。ヤンキースは希望を持つことができる。そうではない場合も、田中には2016年の復帰まで十分な時間が残されている」

 こう考察を加えている。

 来季以降、田中はピンストライプの名門の巻き返しに向けて最大のキーマンとなる。今季のみならず、2016年シーズンまでの運命を左右するマウンド復帰は、プレーオフ争いが加熱するメジャーにおいても大きなトピックとなっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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