不調でも信頼揺るがず レッドソックスが改めて上原浩治と契約延長の方針を示す
地元紙記者「契約延長したい気持ちに変化は生まれない」
レッドソックスの上原浩治投手は一時の大スランプでクローザーから外れているが、ベン・チェリントンGMが最近の好不調に関わらず絶対守護神を残留させると明言したことが分かった。地元紙ボストン・グローブ紙の番記者、ピート・エイブラハム氏がツイッターで速報している。
「レッドソックスのGMベン・チェリントンはコウジ・ウエハラの不振も、契約延長したい気持ちに変化は生まれない」と強化責任者の変わらぬ方針をツイートしている。
昨年ワールドシリーズ制覇に貢献した上原は今季6勝5敗26セーブで防御率2・56。この数字も十分優秀だが、8月16日のアストロズ戦からの6試合で乱調。切り札のスプリットが落ちずに、4回2/3で10失点。この間の防御率19・29と惨憺たる数字で、それまでの1・27という神懸かった防御率は一気に悪化していた。
1週間の休養を経て、9月12日のロイヤルズ戦からセットアッパーとして復帰。登板2試合連続無失点で抑えるなど復調している。
今季のトレード期限で主力を次々と「ファイヤーセール」で放出し、来季の巻き返しに必要な選手を獲得したチェリントンGMは一貫して来季40歳となるベテランの契約延長の方針を伝えている。その実力に微塵も疑いを抱いていないようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count