今季最後の登板で好投の和田毅をカブス監督も称賛 「ずっと効果的なピッチングを続けている」
本人は太ももに違和感があったことを明かす
「ここ2、3日ハムストリングがあまりいい状態ではなかった。今日は投げる時は支障がなかったが、そこが考慮されて、5回で終わったと思う。前回みたいに、すぐ痛くなることもなかった。前回の反省を踏まえて、今日はいいピッチングできた」
登板前の時点で太もも裏に違和感があったようだ。
7月に渡米3年目でメジャー初昇格を果たした和田は先発ローテーションに定着。今季は4勝3敗、防御率3・22と好成績を収めた。
「振り返ってみると、これまでメジャーで登板できなかったことを考えると、いいシーズンだったと思う」。トミー・ジョン手術とマイナーでの日々を乗り越えて迎えたルーキーイヤーを万感の表情で振り返った。
今季限りで契約満了となる和田だが、地元紙シカゴ・トリビューンのマーク・ゴンザレス記者によると、チームは年俸500万ドルで契約を1年延長するオプションを保有しているという。この日も強豪ドジャース相手に5三振。切れ味抜群のピッチングで強打者をなで切りにする左腕はカブスにとって“お買い得物件”だったと言えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count