ブルージェイズ戦で4号ソロを放ったジーターの感動的なCMが話題に 地元紙も「鳥肌もの」
グラウンドに入る前のジーターの恒例の儀式
ジーターは車を途中で降り、そこから歩いて本拠地へ。道中のファンとふれ合いながら、スタジアムに向かっていく。サインや握手、ハグに気軽に応じると、すべてのファンは信じられないといった様子で歓喜の声を上げる。途中、ファンが集う「スタンズ・スポーツ・バー」にも立ち寄り、店内の自分の写真にサインする。
その後、ファンの大歓声に手を振ってから、球場内へ。モニュメントパークへとつながる通路に並べられた永久欠番のプレートを眺めた後、ユニホームに着替えると、ダッグアウトへとつながる通路に向かう。
「私をヤンキースの一員にしてくれた神様に感謝したい」。ディマジオのメッセージが刻まれたボードに右手で触れてからファンの待つグラウンドに出て行くのが、ジーターの恒例の儀式。その様子もしっかりと収められている。
デレク・ジーターが出演するゲータレードのCM
ニューヨーク・ポストは、この90秒のCMを「鳥肌もの」と表現。7月のホームゲーム前に球場周辺の数ブロックをロープで仕切り、ジーターが自然に道を歩く形で撮影されたものだという。
記事では、CMの最高の瞬間として、ジーターが「スタンズ・スポーツ・バー」を訪れた場面を挙げている。ある人物が「私たちは君がここに来るのを少なくても98年から待っていたんだ」と声をかけると、キャプテンは「君たちは僕を招待しなかっただろう」と返答している。
今年7月には、ナイキのCMも話題となった。タイガー・ウッズやマイケル・ジョーダンなど数々のセレブが帽子に手をかけ、打席に入るジーターに敬意を表する様子が描かれた映像も、感動的だとして評判を呼んでいた。ヤンキースタジアムでの試合前には、必ず大型スクリーンで流されている。
ゲータレードのCMも、今週末に地元テレビ局のYESネットワークとFOXの中継内で流される予定となっている。スーパースターの引き際を、さらに盛り上げることになりそうだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count