青木宣親が止まらない 4試合で13安打と絶好調もロイヤルズは首位攻防戦でタイガースに完敗
サイ・ヤング賞右腕から2安打、4試合連続マルチ安打
ロイヤルズの青木宣親外野手は本拠地でのタイガース戦に「2番・ライト」で出場し、3打数2安打と活躍した。ここ4試合で13安打と好調を維持。しかし、チームはタイガースとの首位攻防戦初戦に1-10で完敗し、ゲーム差は1・5に開いた。
ロイヤルズは初回、先発バルガスがいきなり3点を失う苦しい展開。青木はその裏の攻撃で1死から打席に立ち、2011年のサイ・ヤング賞右腕バーランダーから中前打を放った。しかし、続くケインが併殺に倒れ、得点にはつながらなかった。
タイガースは2、4回にも1点を加えると、5回には一気に5得点。ゲームは一方的な展開となった。
3回2死の第2打席は二ゴロに倒れた青木だったが、6回1死1塁で迎えた第3打席では再びバーランダーから左前打。後続が倒れてまたも得点はならなかったものの、気を吐いた。
15~17日のホワイトソックス戦では「3連戦で11安打」の球団新記録を樹立した青木。3試合で4安打、4安打、3安打とヒットを量産していた。この日も勢いは止まらず、4試合連続のマルチ安打。4試合で計13安打と驚異的なペースで打ち続けている。最近10試合では6度目のマルチ安打と、9月に入ってから状態がいい。
10点の大量リードを許したため、青木は8回の守備から交代。青木の打率は.284となった。ロイヤルズ打線は8回に1点を返すのがやっとで、先発全員安打を記録したタイガースに大敗した。1985年以来となる地区制覇へ向け、大事な首位攻防3連戦の第1ラウンドは黒星。ゲーム差は1・5に開き、残り2試合は負けられなくなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count