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サヨナラ打の価値はそれぞれ違う? 数字が示すヒーローたちの貢献度

「勝利確率」によって浮き彫りとなる選手の貢献度

 勝利確率とは、一定期間の試合の情報に関して「イニング」「点差」「塁状況」「アウトカウント」ごとに生まれた状況を場合分けし、得点環境を加味して、その後見込まれる試合に勝つ確率を計算したものだ。

 よくテレビ中継などで、「6回終了時点でリードしていた場合は○勝○敗」というような数字を使って、ブルペンの盤石さを紹介したりするが、ああいったものをよりくわしく、全チーム、全イニングに対し行いリーグ全体の平均的な値を出したものである。

 例えば2013~14年(9月15日まで)のNPBの環境であれば、「6回裏を終えて後攻チームが3点リード」というような状況では、後攻チームは91.0%の確率で勝利すると見込まれる。「3回裏で3点リード」なら83.5%。同じ点差でも回が浅ければ逆転負けの確率が少し高まるのがわかる。なお、プレイボールの瞬間=「1回表、無死走者なし」は、50.0%となる。全ての試合の勝ちと負けを合算すると同じになるからだ。

 さらにこの勝利確率が、プレーによってどう変化したかを確かめると、選手の貢献を数値で見当づけることができる。

 先ほどの「6回裏を終えて3点リード」された先攻チームが、7回表に奮起し先頭打者がツーベースで出塁したとする。後攻チームから見た「7回表、3点リード、無死二塁」という状況の勝利確率は84.8%であるため、91.0%(「6回裏終了、3点リード」の場面の勝利確率)と84.8%の差である6.2%が、この場面でのツーベースの価値と見なすのである。

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