巨人がヤクルトに延長11回競り負け、マジックは5のまま ヤクルトは山田が決勝アーチ
巨人は粘りを見せるも最後に力尽きる
巨人はヤクルトと東京ドームで3連戦の3戦目に臨み、延長11回の末、6-7で敗れた。広島が横浜DeNAに勝利したため、マジックは減らなかった。
試合を決めたのはヤクルトの若きリードオフマン・山田の一発だった。6-6の延長11回。巨人・江柄子からバックスクリーン左への25号ソロを打ち込んだ。「入ってくれと祈ってました」と価千金の一発となった。
11回裏、巨人は先頭の井端が粘りに粘って11球目をセンター前ヒット。意地を見せたが、後続が倒れ、無得点だった。
延長10回も1点を追う展開で橋本の四球、寺内のバント、代打・矢野のヒットでチャンスを作り、大田が左翼戦への同点のタイムリー2塁打を打ち、層の厚さを見せたが、届かなかった。敗れたものの井端の粘り、矢野の勝負強さは場内のファンから大きな拍手を浴びるなど、見応えがあった。
巨人は9回に5-3と2点リードで迎え、あとは守護神のマシソンが抑えるだけだった。しかし、先頭の相川に二塁打を浴びるなどピンチを広げ、谷内のショートゴロの間に1点。2アウト3塁から川端に同点タイムリーを打たれている。クライマックス・シリーズ進出を決めている巨人だが、マシソンの復調がチームの鍵となりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count