ロッテ・里崎の引退試合チケットが完売寸前　当日はスペシャルイベントも

前売り指定席はすでに完売

　9月28日に、今季限りでユニホームを脱ぐロッテ・里崎智也捕手の引退試合が本拠地のQVCマリンフィールドで行われる。1週間以上前とはいえ、当日のオリックス戦の前売り指定席券が21日までに完売になっている。

　球団広報によると、内野自由席、レフト外野席に多少の残りがあるという。2012年6月17日の交流戦、阪神戦で記録した3万82人以来の3万人超えが濃厚。満員が予想されるため「残りチケットが非常に少なくなっているので、これからチケット購入をご希望されるファンの皆様には早めのご購入をお願いしたい」と球団からアナウンスされているほどの人気チケットとなった。里崎がファンから愛される存在だということがよくわかる。

　なお、当日は様々な企画が準備されることも発表され、ファンも里崎の最後を見届けようとしている。

　1・来場者に里崎の写真がプリントされた特製うちわを配布。
　2・来場者に球団発行の情報誌・Marines Magazine引退特別版の配布。全ページが里崎の記事。
　3・スタジアムの外周に里崎の横4メートル、縦3メートルの大型パネルを設置。
　4・場内のコンコースなど、これまで里崎選手が起用された過去の試合日程ポスター、Marines Magazineの表紙を拡大した写真などを中心に掲示。
　5・球場敷地内のマリーンズミュージアムに特別コーナーを設置。
　6・里崎等身大パネルが全入場6ゲートに用意され、ファンをお出迎え。
　7・里崎バージョンのスペシャル花火約350発を5回裏終了後に打ち上げ。背番号「22」の文字が上がる予定。
　8・Twitterでは里崎のエピソードや名場面、名言、里崎の写真などを募集。ハッシュタグに「 #里崎選手の思い出 」をつけて投稿してもらうよう呼び掛けをしている。このハッシュタグを検索にかけると投稿されたものが見られる。

　盛りだくさんの準備をして、功労者を笑顔で送り出す。試合終了後には里崎自身からファンへメッセージを伝えるセレモニーもある。

　引退会見では、涙が止まらなかった里崎が、最後にどのような姿を見せるのか。第1回のWBCでは日本代表の優勝に貢献したキャッチャーであり、ロッテファンに限らず、野球ファンが最後の雄姿に注目するだろう。球団はそのような選手にふさわしい場所を今から用意している。

【了】

フルカウント編集部●文　text by Full-Count