ここ6試合の防御率は9・12 不調の岩隈久志にマリナーズ監督は「できるだけ早く解決したい」

岩隈「ゴロを打たせてアウトを取れないことで投球が難しくなっている」

 球団公式HPでは、ここ最近は長所を生かした投球ができていないことに触れ、こんなデータを紹介している。8月24日レッドソックス戦で3回途中5失点KOをされて以来、6試合に登板して防御率は9・12まで上昇。それまでの21試合が防御率2・57であったことと比較すると、ここ1カ月ほど岩隈がどれだけ苦労しているかが分かるだろう。

 岩隈は通訳を介して「ゴロを打たせてアウトを取れないことで投球が難しくなっている。最近5、6試合はチームの力になれていないので申し訳ないと思う」と話している。

 地元紙タコマ・ニュース・トリビューン電子版では、マクレンドン監督の言葉として「(岩隈の不調は)疲れが原因だとは思わない」と紹介。「これまで休ませられる限り休みを与えてきた。何が原因か分からないが、できるだけ早く解決したい」と話している。

 同じく先発ローテの一角を担うクリス・ヤングも最近不調が続き、新人ロエニス・エリアスはひじの怪我で今季の先発復帰はほぼ消滅したと見られている。エリアスの代役として一時はブルペンに回していた新人タイワン・ウォーカーを先発ローテに加えたが、他には先発候補が手薄な状態。なんとか岩隈の復活を願いたいところだ。

 レギュラーシーズンは残すところ1週間。岩隈ももう一度先発が予定されているが、そこではチームに勝利をもたらすピッチングを披露したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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