好調・大田泰示が同点打とダメ押し弾で巨人のマジックは4に!
山本昌は最年長敗戦投手記録を更新
リーグ3連覇へ、優勝マジックを5にした巨人は名古屋に移動し、中日との3連戦。初戦を15-1で勝利。2位の広島が勝利したため、マジックはひとつ減って「4」に。最短優勝は25日となった。
巨人は3回に先発の杉内が荒木にタイムリーを浴びて、追う展開に。中日先発の山本昌をなかなか攻略できなかった。4回、二回り目に入っても、3番・坂本が外角球を空振り三振。続く阿部がショートゴロ、村田もセンターフライに終わり、得点することができなかった。
しかし、5回。アンダーソンが振り逃げで出塁すると、続く亀井がうまくライトに運ぶヒットで1、2塁。今日「8番・センター」で先発出場の大田がレフト線へ鋭く弾き返し、同点のタイムリーツーベース。これで打線に火が付き、1アウト後、1番の長野がレフトへ2点タイムリーで勝ち越した。山本昌は5回5安打3失点で降板となった。
大田は7回にも四球の亀井のあと、中日・祖父江から、左中間スタンドへ2号2ランを叩き込んだ。1打席目はうまく流し打つライト前ヒットを放っていた大田は、二塁打にホームランで、2012年の9月1日以来の猛打賞となった。巨人はこの回、打者一巡の猛攻で一挙に10得点と試合を決定付けた。
山本昌は9月5日の阪神戦(ナゴヤ)で5回無失点勝利を収め、49歳0か月で勝利投手。最年長勝利投手記録を更新したばかりだったが、今度は49歳1か月での敗戦投手に。浜崎真二氏が1950年に喫した48歳10か月の最年長黒星を更新してしまった。前回4回5失点した14日のヤクルト戦同様、バッテリーミスからの失点が響いた。杉内は6回1失点で巨人に移籍した2012年から3年連続の二桁勝利となる10勝目(6敗)を挙げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count