巨人が中日の走塁ミスに救われ勝利 巨人のマジックは「2」 明日にも優勝へ
菅野が復帰後3連勝
優勝マジック4で迎えたナゴヤドームの中日戦。巨人が4-1で勝利した。先発の菅野が6回3安打2四球無失点、77球で昨季13勝にあと1と迫る12勝目をマークした。2.36となった防御率のタイトルも目前まで迫ってきた。
初回。菅野は立ち上がり、ヒットと四球でピンチを招くも、森野をピッチャーへのダブルプレーで打ち取った。走者を抱えるも、1回から4イニング連続で併殺を奪った。菅野は「厳しい状況だったけど、小林がうまくリードしてくれました」と女房役に感謝した。
5回には自らのスクイズで得点。「練習をキャンプでやってきたので自分を助ける1点になったと思います」とヒーローインタビューで振り返った。この回2点を取り、リードを6回まで守り、降板した。
2-0の7回から通算500登板になった山口が不調。ノーアウト満塁とピンチを招き、ワイルドピッチで1点を失った。1アウト満塁から代打のルナがライトフライ。犠牲フライで同点、菅野の勝ち投手の権利が消えるかのと思われたが、本塁を狙った三塁走者の森野が途中で突入をやめ、三塁へ戻った。半分近くまで進んでいたため、ライトの橋本から送球を受けた捕手の小林が三塁へ投げ、タッチアウトでダブルプレー。中日にしてみれば痛すぎる走塁ミスで同点のチャンスを逃した。
このプレーで流れは一気に巨人に傾き、8回にロペスのタイムリーで2点を加点。最後はマシソンが締めて、通算30セーブで勝利。菅野は中指のケガから復帰して、見事に3連勝でエースの働き。優勝を手繰り寄せる活躍でMVPの最有力になった。また、坂本は1000試合出場を達成した。
2位・広島がヤクルトに敗れ、マジックは「2」に。早ければ明日9月25日にもリーグ3連覇を達成する。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count