ドラフト会議まであと1か月 注目の1位候補たちの今

今年のドラフトはどんなドラマが待っているのか

 2014年のプロ野球ドラフト会議は10月23日に都内ホテルで開催となる。もう、あと1か月後に迫った。高校生はプロ志望届を提出し、プロ野球の世界に進む意思表示をしている。22日、済美の安楽智大投手(済美)や浅間大基外野手(横浜)ら上位候補たちの名前が一覧にあった。

 大学生は秋季リーグの最中。社会人も大会に向けて、調整中。毎年、多くのプロが誕生するなかで、今年、高校生、大学生、社会人とドラフト1位指名を受けることが濃厚な選手は誰か。各世代のドラ1候補を見ていきたい。

○高校……松本裕樹投手(盛岡大付属)

 甲子園には1年夏にベンチ入り。昨年春は、2年生で出場。今年の夏は150キロ右腕、4番打者と注目を浴びた。初戦となった東海大相模戦では8安打3失点で完投勝利。右肘の痛みと戦いながら投げ続けた。2戦目の3回戦では敦賀気比に10安打9失点。本来の調子ではなく、3回途中でKO。1―16と敗れ、甲子園を去った。

 本人もこのような最後を迎え、プロへの扉は閉ざされてしまったと考え、甲子園後に社会人に進むことも視野に入れた。実はまだプロ志望届けを提出していない。ただ、プロのスカウトからは、右肘が痛い中で優勝候補だった東海大相模打線を抑えた技術の高さを評価されている。自分が本調子でないときこそ、いかに試合を作れるか。ゲームを組み立てる力が、ドラフト1位候補と呼ばれる所以である。

 そのほか、高校生では智弁学園の右の強打者、岡本和真内野手。済美の安楽智大投手。九州国際大付属の清水優心捕手、横浜の浅間大基外野手らが、外れ1位を含めた1位候補と言われている。

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