米紙選定の今季FA野手部門トップ28選手でイチローが25位にランクイン 青木宣親は8位
「アオキは著しく安定していた」
2割6分2厘とキャリアワーストの打率に終わった昨シーズンと比較すると、今季はさらに変則的な起用が目立ったが、打率2割8分4厘とヤンキースの主力級で最高打率を記録している。
開幕前は5番目の外野手という位置付けだったが、走攻守に渡る奮闘で出場機会を増やした。15盗塁とスピードも健在。特集では今年10月で41歳を迎える安打製造機について「ベンチプレーヤー」としながらも、今季で契約満了となる野手83人中25番目と辛辣なニューヨークメディアもその実力を評価している。
一方、現在熾烈なプレーオフ争いを展開するロイヤルズの青木は評価を高めている。
野手全体で8位とされており、寸評では「アオキは著しく安定していた」と伝えている。打率、出塁率、盗塁、また三振の少なさなどを評価。一方で「ブリュワーズでの2年間は素晴らしい右翼手だったが、ロイヤルズでの今季は平均以下だった」と守備面でブリュワーズ時代ほどの出来ではなかったと分析されている。また、寸評では来年1月で33歳を迎える点にも触れている。
レギュラーシーズン終了と同時に、徐々に加熱していくストーブリーグの動向も気になるところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count