ヤンキース監督が先発ローテを守り続けた黒田博樹に敬意を表す 「最高のヤンキーであり、最高のお手本」
「最も信頼のおける投資だったことを証明」
特集記事でも、黒田のヤンキースでの3年間の功績を称賛している。
「もしも、木曜日が黒田のヤンキースでのフィナーレとなるなら、彼はドジャースでの4年間を経て獲得したチームにとって最も信頼のおける投資だったことを証明した」
ヤンキースではレギュラーシーズン97試合に登板し、通算防御率は3・44。これは50試合以上先発したヤンキースの投手の中で1990年以降でベストの数字だ。
また、記事ではWHIPが1・155とデータを紹介し、黒田が抜群の安定感を誇ってきたことを伝えている。38勝33敗というヤンキースでの通算成績も味方打線が貧打にあえいでいなければ、さらに向上していた可能性は高い。
「3年間ヤンキースのユニフォームを着たことはすごく誇りに思う。そんな経験ができたこと、昨日のような試合で投げれたことを、私はすごく誇りに思う」
通訳を介してこう語ったという黒田。ヤンキースで唯一先発ローテーションを守り続けた投球を見れば、来季以降も活躍できる可能性は十分ある。39歳の右腕は来季も投げ続けるのか。それとも華やかなキャリアに幕を引くのか。MLB最高の名門で力投を続けてきた男の決断を見守りたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count