ヤンキース監督が田中将大の右肘の状態に手応え 「まったく問題ない」

自身メジャー最多失点は制球の問題と分析

 ヤンキースの田中将大投手が今季最終登板となった27日(日本時間28日)のレッドソックス戦で1回2/3を投げて7安打7失点(自責5)、2奪三振、2四球と打ち込まれた。今季5敗目(13勝)を喫したエースに関しては右肘靭帯部分断裂の影響も危惧されたが、ジョー・ジラルディ監督は「肘は問題なし」と断言し、不調は「制球の問題」と分析している。地元紙ジャーナル・ニュースが報じている。

 7月8日のインディアンス戦後に右肘の痛みを訴えた田中。約2か月半のリハビリを経てメジャーのマウンドに戻って来た右腕にとってこの日は復帰2戦目だった。

 復帰初戦となった今月21日のブルージェイズ戦では5回1/3を5安打1失点4奪三振無四球と好投し、7月3日のツインズ以来となる白星を挙げた。それだけにメジャー最短の降板となったこの日、地元メディアも右肘故障の再発を危惧したようだ。

 だが、ジラルディ監督は来季のヤンキースの勝敗を大きく左右するエースの不安を打ち消すように断言している。

「まったく問題ない。最初の2イニングで球数がかさんでいた。私は続投させるのはあまり賢い選択ではないと考えたので、交代した。今日はちょっと制球に苦しんでいた。なぜかファストボールにキレがなかった」

 7安打2四球で自身メジャー最多の7失点。指揮官はその理由について、制球の悪さと分析している。

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