黒田博樹はヤンキースで唯一年俸以上の働き!? 現地メディアが算出
「田中が今季30試合程度先発したなら、年俸を軽く超える働きだった」
3番手には前半戦で12勝を挙げる活躍で、一時はサイ・ヤング賞有力候補と呼ばれた田中将大投手が登場。田中は今季13勝5敗で防御率は2・77と優秀な成績を残したが、7月8日のインディアンス戦後に右肘靭帯部分断裂が判明し、約2か月半の間、リハビリの日々を送った。
寸評では「もし田中が今季30試合程度先発したなら、彼のルーキーシーズンの年俸を軽く超える働きだった。しかし、ケガが……。トミー・ジョン手術が最終的に必要になるのだろうか?」とし、故障離脱の痛手を指摘している。
WARは3・2と優秀な数値だったが、今季年俸2200万ドル(23億7600万ドル)に対し、適正年俸は1750万ドル(約19億円)とマイナス査定となっている。
4番手に掲載されているのは今季、宿敵レッドソックスからFAで移籍してきたジャコビー・エルズベリー外野手。打率2割7分1厘で39盗塁という成績で「エルズベリーのピンストライプの1年目は大まかに成功だった」と評されている。
ここまで故障の多かったエルズベリーだが、今季は離脱が少なかったことも評価されている。打者とはいえ、WARも3・6と田中をしのぐ数値で、今季年俸は2110万ドル(約22億8000万円)だが、適正年俸は2000万ドル(21億6000万円)とほぼ給料通りの働きをしたと評価されている。
続いて分析されているのは、ブレーブスからFAで加入したブライアン・マッキャン捕手。寸評では打者有利とされるヤンキースタジアムでホームラン量産を期待されたマッキャンが23本塁打を放ったものの、打率2割3分2厘に終わった点を厳しく指摘。2019年まで契約を残すために「もっと適応し、2015年に巻き返してくれることを願う」と今後の奮起を切望している。今季年俸は1700万ドル(約18億3000万円)でWARは2・3、一方、適正年俸は1280万ドル(約13億8200円)とマイナス評価となっている。