青木宣親所属のロイヤルズがPO快進撃で2つのメジャー記録を樹立

POでメジャー初の3試合連続延長勝利、ア・リーグ優勝決定戦進出に王手

 青木宣親外野手の所属するロイヤルズが3日(日本時間4日)、アナハイムで行われたエンゼルスとのア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)第2戦延長11回の死闘を4-1で制し、ア・リーグ優勝決定戦進出に王手をかけた。

 9月30日のアスレチックスとのワイルドカードゲームは延長12回の末に勝利を手にし、前日のエンゼルスとの第1戦は延長11回に3-2で勝利。プレーオフを戦うロイヤルズは粘りの野球でメジャー新記録を2つも打ち立てた。MLB広報部がツイッターで速報したもので、ポストシーズンで3試合連続で延長11回以上に突入した球団はメジャー史上初。そして、3試合連続での延長戦勝利もメジャー史上初だという。

 マーク・トラウト外野手、アルバート・プホルズ一塁手などスーパースターを擁し、レギュラーシーズンでリーグ最高勝率を誇ったエンゼルスに対し、ロイヤルズは堅守とスピードで対抗。この日4打数無安打だった青木も犠牲フライや守備でのスーパープレーで記録樹立に大きく貢献している。

 ワールドシリーズ優勝の本命に推す声も多かったエンゼルスを崖っぷちに追い込んだロイヤルズの勢いは本物だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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