セは2年連続同じ順位に パは昨季Bクラス3球団が一転、Aクラスへ

昨季よりも全体的に差が詰まったセ・リーグ

 広島が6日の巨人戦で勝つか引き分けるかで19年ぶりの2位が確定するところだったが、敗れたため阪神の2位が確定。CS第1ステージは阪神の本拠地・甲子園球場から始まることになった。

 巨人が82勝61敗1分で優勝。阪神は7ゲーム差離れて、75勝68敗1分で2位。広島は74勝68敗2分、貯金6で3位。谷繁兼任監督1年目となった中日は67勝73敗4分で4位。一時はCS進出争いをしていた横浜DeNAは66勝75敗2分で5位。小川監督が辞任するヤクルトは60勝80敗3分で6位となった。(横浜DeNAとヤクルトは7日が最終戦)。

 巨人の夏場の失速、序盤の広島の快進撃、横浜DeNAの3位争いなど、見所があった今シーズンだったが、終わってみれば不思議なことに昨年の順位が全く同じになった。

 2013年も巨人、阪神、広島、中日、横浜DeNA、ヤクルトの順。巨人は昨年84勝。今年は白星は2つ減った。阪神も昨季は73勝で2つ減った。ただ巨人とのゲーム差は12・5で、昨年の方が差は大きかった。

 広島は69勝72敗3分。借金3で5割に到達しなかったことを考えると、今年は躍進といえる。中日も昨季は64勝で今季は白星が3つ増えている。横浜DeNAは昨年64勝で、今年は中畑監督就任3年目で最多勝利となった。ヤクルトも最下位とはいえ、強力打線を形成し、昨年の57勝よりも3勝多い。昨年よりも力の差は縮まったと言えるかもしれない。CS第1ステージは広島が阪神に勝ち、最終ステージは巨人が広島に勝った。果たして、今年はどうなるか。

 パ・リーグはオリックス-楽天の1試合を残しているが、Aクラス、Bクラスは確定。こちらはセ・リーグと違い、大きく変動した。1位ソフトバンク、2位オリックス、3位日本ハム。この上位3チームは昨年は4位、5位、6位とBクラスだった。そろってきれいに昨年の雪辱を晴らした。昨年Aクラスの3チームはBクラスに。昨季3位のロッテの4位は確定。楽天は、7日のオリックス戦に勝てば5位で西武が6位。敗ければ西武が5位で楽天が最下位となる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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