小久保監督も「歓迎」 「タッチ」の上杉達也らが侍ジャパン入り!?
各世代で愛されている人気キャラクターたちが野球人気を高める起爆剤に
今回、侍ジャパンに加わる“メンバー”は各世代で愛された存在だ。
各マンガの連載期間を見ると、「キャプテン」が月刊少年ジャンプ(集英社)で1972年~1979年、「タッチ」が週刊少年サンデー(小学館)で1981年~1986年、「MAJOR」が週刊少年サンデー(小学館)で1994年~2010年、「おおきく振りかぶって」が月刊アフタヌーン(講談社)で2003年~、「ダイヤのA」が週刊少年マガジン(講談社)で2006年~というように、親から子どもまで幅広い読者層を網羅している。
日本野球機構侍ジャパン事業部の加藤謙次郎氏は「狙いの一つとして、昔、野球マンガを読んでいた親世代にもう一度振り向いてもらうというのもあります。親が子どもにスポーツをやってもらいたい、野球をやってもらいたいと思うようになってほしい。『キャプテン』、『タッチ』はまさにその世代ですよね」と説明する。
少しでも侍ジャパンの露出を増やそうと今回のプロジェクトを計画したのが今年2月。以来、出版社サイドと何度も打ち合わせを重ね、ようやく実現にこぎ着けた。加藤氏は「単発ではなく、来年以降も拡張しく予定です」と話しており、今後、新たな“メンバー”が加わっていく可能性もある。
日米野球を前に実現した強力タッグに、小久保監督も「私自身、野球少年だったときに『キャプテン』や『タッチ』を読んで育ちました。侍ジャパン入りした野球マンガが『結束』することで、これまで以上に盛り上がってくれることを期待しています」と歓迎している。時代や出版社の枠を超えて団結した人気キャラクターたちとともに、侍ジャパンが世界一を目指す。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count