青木所属のロイヤルズ人気が沸騰 ワールドシリーズのチケット高騰で1席90万円超えも
過去の再販市場でのチケット平均価格の最高額を上回る勢い
青木宣親外野手の所属するロイヤルズのワールドシリーズのチケットが高騰していることが明らかになった。
米チケット再販会社大手「シート・ギーク」によると、10月21日(日本時間22日)にロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで行われるジャイアンツとのワールドシリーズ初戦のバックネット裏の席は現地時間16日現在で、すでに8823ドル(約94万円)とプラチナチケット化。最も安い外野の立ち見席でも619ドル(約6万6000円)となっている。
米ヤフーニュースによると、29年ぶりのワールドシリーズに挑戦するロイヤルズ人気は沸騰。再販市場での平均価格が1048ドル(約11万円)となっているという。
カンザスシティの再販会社グッディ・チケットのジェフ・グッドマン社長は「マーケットに多くのチケットが出ていない。我々の保有していたチケットの3分の2はもう売れている。売れ行きはかなり早い。ギリギリに値段が下がればと思っている人もいるかもしれない。そういう幸運な人もいるかもしれないが、需要が多過ぎるので、値段は落ちてこない。300か400ドルまで下がるか聞いてきたお客さんもいたけれど、無理ですと答えた」と語っているという。
シート・ギークによると、過去のワールドシリーズ第1戦の再販市場でのチケットの平均価格の最高は2010年のジャイアンツ対レンジャーズ戦の888ドル(9万4000円)。現時点でこれを160ドル上回っているが、さらに高騰する可能性もある。
ワイルドカードでポストシーズン出場を果たしたロイヤルズは強豪アスレチックス、今季メジャー最高勝率を誇ったエンゼルス、ア・リーグ東地区王者オリオールズとの対戦で次々とジャイアントキリングを起こし、無傷の8連勝で1985年以来のワールドシリーズに駒を進めた。
一方、ナ・リーグ王者となったジャイアンツもワイルドカードから勝ち進み、2010年から5年間で3度目のワールドシリーズ出場を果たした。絶好調の両軍の対決だけに、チケットもプラチナ化の一途をたどりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count