ロイヤルズが接戦を制してWS2勝目 青木はPS初の先発落ちで出番なしに終わる

ロイヤルズが敵地3連戦初戦で大きな1勝

 青木宣親外野手が所属するロイヤルズは24日(日本時間25日)、敵地でジャイアンツとのワールドシリーズ(WS)第3戦に臨み、ロイヤルズがジャイアンツに3-2で勝利し、2勝1敗とした。ポストシーズン(PS)で初の先発落ちとなった青木は出番なしに終わった。

 ロイヤルズはこの日、第2戦からオーダーを入れ替えて臨み、青木に代えて控え外野手のダイソンをセンターに配置、センターのケインをライトに起用した。

 初回、ロイヤルズはジャイアンツ先発のハドソンを攻める。先頭のエスコバルが初球をたたき、レフトフェンス直撃の2塁打を放つと、2番ゴードンのファーストゴロで3塁へ。続く3番ケインのショートゴロの間に先制のホームを踏んだ。

 一方、ロイヤルズ先発のガスリーは1回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せると、その後も無失点で抑える。ハドソンも2回こそヒットと四球で無死1、2塁のピンチを迎えるが、8番ダイソンをセカンドへの併殺に仕留めるとそれ以降は立ち直り、好投。両軍とも3回以降ランナーを出さない投手戦となった。

 均衡を破ったのはロイヤルズ。6回、1死からエスコバルがセンターにヒットを放つと、続くゴードンが右中間を破るタイムリー2塁打。これでロイヤルズは貴重な追加点を挙げた。2死2塁となったところでハドソンは降板。だが、ロイヤルズ打線は止まらない。ジャイアンツ2番手のロペスから4番ホズマーがセンターへタイムリーヒットを放ち、リードを3点に広げた。

 ジャイアンツはその裏にようやく反撃。先頭の8番クロフォードがチーム3本目のヒットを放ち出塁すると、代打にモースが送られる。本拠地AT&Tパークの大声援に後押しされたモースはレフト戦を破るタイムリー2塁打。ジャイアンツが1点を返した。

 ここでガスリーは降板し、ヘレーラがマウンドへ。しかしジャイアンツの流れを断つことはできない。1番ブランコがストレートの四球で出塁すると、続くパニックのピッチャーゴロで1死2、3塁に。3番ポージーのセカンドゴロの間にジャイアンツの2点目が入った。

 だが、1点差と接戦となった展開で、ロイヤルズのリリーフ陣が踏ん張った。 フィネガン、デービス、ホランドと継投し、最後までリードを死守。敵地での3連戦初戦で大きな1勝を挙げた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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