ヤンキースは黒田博樹へQOを出さない!? 黒田の残留にはヤンキースの誠意が必要との見方も
昨オフはQOを拒否し、1600万ドルで再契約
もっとも、年俸上位125選手の平均額の1年契約を提示できるクオリファイング・オファーは2012年オフに導入されたが、過去に受け入れた選手は1人もいない。
黒田も昨年、ヤンキースから規定額だった年俸1410万ドル(約16億円)の提示を受けながら、これを拒否して1600万ドルで再契約している。
1年1年が勝負、と常々語っている黒田は自らの去就を明らかにしていないが、古巣の広島復帰や現役引退も選択肢にあると見られている。メジャーの他球団と契約する可能性がなければ、クオリファイング・オファーを出す意味はないため、ヤンキースも熟慮しているようだ。
黒田の残留を望む場合、今季と同等の条件を提示する“誠意”が必要だとする地元メディアの見方もある。39歳の右腕がいなければ、今季の先発ローテーションは完全に崩壊していただけに、ヤンキースの出方に注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count