和田毅がカブスと再契約 カブスはリーグ屈指の先発ローテを実現できるか
1年契約で年俸400万ドル+出来高200万ドル
カブスが3日(日本時間4日)、和田毅投手と新たに1年契約を結ぶことで合意したと発表した。球団公式サイトなどが伝えている。契約内容はで年俸400万ドル(約4億5200万円)に加え、200万ドル(約2億2600万円)の出来高が設定されている。
33歳の左腕は2011年12月にソフトバンクからオリオールズに移籍したが、左肘靭帯の損傷によりトミー・ジョン手術を実施。その後、リハビリで長期離脱を強いられた。今季開幕前にマイナー契約を結んだカブスでシーズン途中にメジャー昇格。7月8日のレッズ戦で念願のメジャーデビューの瞬間を迎えた。
キレの良い速球を武器に13試合に先発し、4勝4敗。69回1/3を投げ、防御率3・25と結果を残した。
今季73勝89敗でナ・リーグ中地区最下位に終わったカブスだが、若手の有望株を揃える。来季に向けてレイズの名将ジョー・マドン監督も招聘。若きエース、カイル・ヘンドリックス投手、ジェイク・アリエッタ投手らも着々と実力をつけている。また、アスレチックスからフリーエージェントになるジョン・レスター投手の争奪戦でもレッドソックス以上に本命視されており、和田残留の決まった先発ローテーションはリーグ屈指の強力布陣となる可能性を秘めている。
今月開催される日米野球で凱旋登板を予定する和田は再契約を実現させたことで心置きなく全力投球を披露できそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count