DバックスGMが前田健太に「愛してる」連発 「メジャーで大成功を収めるチャンスがある」
ポスティングによるメジャー挑戦が決まれば、獲得に乗り出す方針
ダイヤモンドバックスのデーブ・スチュワートGMが広島の前田健太投手に対する熱烈な愛情を示し、ポスティングでのメジャー挑戦を表明した場合は獲得に乗り出す意向を改めて明言した。MLB公式サイトが伝えている。
アリゾナ州フェニックスで行われているGM会議に出席したスチュワートGMは「私は前田を愛している。彼を愛しているんだ。我々は数多くのビデオや映像をチェックし、多くのスカウトを派遣している。彼はメジャーリーグで大成功を収めるチャンスがあると考えている。彼がポスティングでメジャー挑戦することになるのなら、我々は(前田争奪戦の)マーケットに参入することになる。もしも、ポスティングで挑戦するならば、だ」と語っている。
以前からスチュワートGMは今オフのフリーエージェント市場で最大の目玉となっているマックス・シャーザー投手(タイガースFA)やジョン・レスター投手(アスレチックスFA)、ジェームズ・シールズ投手(ロイヤルズFA)よりも前田獲得に興味を示しており、「彼らよりも前田を獲得する可能性を我々は検討することになる」とも語っていた。
スチュワートGMから熱烈なラブコールを受けている前田は12日の日米野球第1戦で5回2安打無失点と好投。今季ア・リーグ新人王投票で2位に入ったエンゼルスのマット・シューメーカー投手との投げ合いとなったが、より力強いピッチングを見せ、評価をさらに高めた。
今季27試合に登板し、11勝9敗、防御率2・60という成績だった前田。今季ナ・リーグ西地区最下位に終わったDバックスの強化責任者はその右腕の獲得に意欲を見せている。今オフのメジャー挑戦について広島の首脳陣は否定的な見解を示していたが、日米野球での好投により、メジャーの注目がさらに高まっていく可能性もある。前田がメジャー挑戦に踏み切るとしたら、どのタイミングなのか。今後の動向が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count