高まる台湾の“日本プロ野球熱” 陽岱鋼が与える大きな影響

陽岱鋼の活躍によって台湾における日本野球への関心が上昇

 2014年11月7日から10日まで、台北にある台北世界貿易センターで「第22回台北国際旅行博(ITF2014)」が開催された。これは、海外旅行への興味が強い台湾の人々へ、観光や交通に関する様々な国の企業や団体が、自分たちの魅力をアピールする場所となっている。

 2013年の実績では60か国が参加したこのイベントは、広大な会場に多くのブースが設営され、3日間で30万人以上の来場者が訪れた。今年も初日から大盛況で、数多くの来場者が会場を埋め尽くした。

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第22回台北国際旅行博(ITF2014)の様子

 そしてその中で最も目立っているのが、ほかならぬ日本コーナーだ。日本航空や全日空、JR東日本などを筆頭に、主だった交通関係各社がブースを連ねている。そして、その中心に位置する日本ブースには、ファイターズに所属する陽岱鋼の等身大パネルが設置され、目を引いた。

 なぜ、旅行博の日本ブースで陽岱鋼の等身大パネルが飾られているのだろうか。ブース設営に協力した、パシフィックリーグマーケティング株式会社の根岸友喜執行役員に聞いた。

「台湾は、野球への興味が高い国です。また、人口の半分くらいが海外旅行を経験すると言われているほど、海外への興味を強く持っています。その中で、行きたい国のアンケートを取ると、日本が60%とダントツの1位で、2位アメリカの7%を圧倒的に引き離しているようです。

 このように日本への注目度は非常に高いですし、ファイターズ・陽岱鋼選手の活躍によって、台湾の人々の日本野球への興味がさらに高まってきています。そこで今回、日本ブースのお手伝いをさせていただくことになりました」

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