高まる台湾の“日本プロ野球熱” 陽岱鋼が与える大きな影響

これまでも数々の台湾人選手が日本球界で活躍

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会場で行われたクイズ大会の様子

 ワールドベースボールクラシック(WBC)2013の予選、東京ラウンドで、日本代表と台湾代表が見せた熱気あふれる戦いは、まだ記憶に新しい。台湾はこの試合で国全体が盛り上がり、多くの国民が台湾代表の素晴らしい戦いに注目した。

 この代表チームの戦いで、もともと高かった野球熱は一気にヒートアップ。さらに現在日本ハムに所属する陽岱鋼の活躍により、日本プロ野球への注目度も高まってきている。

 台湾は過去、1980年代に郭源治、郭泰源、荘勝雄らの優れた投手を日本プロ野球へ輩出し、その後も継続的に大豊泰昭、郭李建夫など、日本でも台湾出身の野球選手はおなじみの存在だ。また、メジャー通算62勝を挙げている大エース・王建民や、中日で5シーズンプレーし、2012年からボルチモア・オリオールズでプレーしているチェン・ウェインなど、MLBにも活躍の場を広げている。

 そして、陽岱鋼の活躍は野球人気を押し上げる要因となっており、もともと友好的な関係の強い日本へ、さらに強い興味を喚起しているようだ。

 現在の野球人気について、台湾でもパ・リーグの試合中継を行っている、FOXスポーツ台湾の張致平氏はこう語る。

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