青木獲得画策のレッズはレフトで起用の意向 GM「彼はエキサイティングな選手」
レッズGM「我々は青木の守備力を買っている」
レッズのウォルト・ジョケッティGMが、ロイヤルズと契約満了となりフリーエージェント(FA)となった青木宣親外野手を現在の定位置のライトではなく、レフトのレギュラーとして獲得を目指していることを明らかにした。MLB公式サイトが「レッズがレフトの空白を埋めるために青木とモースを検討」との見出しで特集している。
今季ナ・リーグ中地区4位に終わったレッズは青木とジャイアンツのマイケル・モース獲得に乗り出しており、強化責任者のジョケッティ氏は「我々にはセンターとライトのレギュラーはいる。だから、(青木には)レフトでプレーしてもらうことになるだろう。我々は彼の守備力を買っている。彼は出塁率も高いし、彼がベースに出れば何かが起きる。彼はエキサイティングな選手なんだ」と語っている。
ロイヤルズのワールドシリーズ進出に貢献した青木の高い出塁率と守備力が評価の対象となっており、レッズにはセンターにビリー・ハミルトン、レフトにはジェイ・ブルースがいるが、青木はレフトで即戦力となることを求められているようだ。
青木の獲得に成功した場合、レッズでは初の日本人選手の加入となる。これまで日本人選手獲得に至らなかった理由について、ジョケッティ氏は「マーケットが小さいことが最大の理由だ。選手を獲得する際には何重にもわたるチェックをするのだが、我々には日本にスカウトがいない」と説明。また「モースにも我々は間違いなく興味を持っているが、他にも補強候補はいる。彼らだけをターゲットにしているわけではない」とも語っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count