侍21U代表、韓国撃破で優勝決定戦進出! 日本ハム・上沢が7回無失点12Kと好投
1次ラウンドから6戦負けなしと波に乗る日本
台湾・台中で行われている21歳以下の野球ワールドカップ。日本代表は2次ラウンド2戦目の韓国戦を戦い、1-0で勝利した。15日の台湾戦に負けても2位以内が確定したため、16日の順位決定戦では1位・2位を決める優勝決定戦に駒を進めることになった。
ここまでの5試合、56得点と大量点を奪ってきた若き侍ジャパン。平田勝男監督が「これからが厳しい戦いになってくる」と話した通り、1点を争う攻防となった。日本は韓国の先発が起亜タイガースに所属する左腕・任基準の対策として、1番に右打者の笹川(東洋大)を入れ、榎本(楽天)を7番に下げる新打順を組んだ。
しかし、その任基準に打線は苦しめられた。チェンジアップとスライダーを織り交ぜる投球に的を絞れず、4回までノーヒットに抑えられた。一方、日本も先発の上沢(日本ハム)が直球主体の投球で相手打線が三振の山を築き、得点を許さなかった。
先制したのは日本。5回に1アウトから三好(楽天)が四球。続く若月(オリックス)が高めの球をうまくライトに運び、1、3塁とチャンスを広げると前日の試合から当たりが戻ってきた武田(オリックス)がレフトへタイムリー。1点を先行した。
上沢はその1点のリードを守った。7回5安打無失点。12奪三振の好投だった。8回からは田口(巨人)、9回はストッパーの中日ドラフト1位・野村(三菱日立パワーシステムズ横浜)が抑えた。若き侍はこれで開幕から6戦負けなし。この勢いで頂点まで突っ走る。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count