米紙、日米野球で好投の前田にヤンキースでも即戦力となると太鼓判 「最高級の有望な投手になる可能性がある」
前田のメジャー挑戦は不透明も、メジャー打線相手の好投で評価は上昇中
日米野球第1戦で好投した前田健太投手(広島)に関して、米紙がヤンキースで即戦力となり得ると報じている。地元紙ジャーナルニュースが「前田は成功し、モンカダは実力を見せつける」との見出しでアメリカ国外のフリーエージェント(FA)市場を特集している。
2年連続でプレーオフ進出を逃すという屈辱を味わったヤンキースについて、記事ではここ近年の補強策の変化を指摘。「ヤンキースはここ数年、国外からの年上の選手を獲得することにためらいを見せていたが、昨冬に田中将大を獲得してから戦略を変更した。夏にも海外の若手に大量の資金を投入した。国外マーケットは外から把握するのは難しいが、これを無視することはもうできない」と報じている。
米国内の有力なFA選手は前所属球団からクオリファイングオファー(QO)を出されているケースが多く、その場合、獲得するにはドラフト指名権を譲渡しなければならない。また、トレードで即戦力を獲得するには有望な若手選手をトレード要員とする必要がある。一方、日本、キューバなど国外のマーケットは金銭のみで決着できるため、ヤンキースにとっては見逃せない市場になっていると記事では指摘している。
そして、ヤンキースの国外の補強特集の筆頭に挙げられているのが12日の日米野球第1戦に先発し、5回2安打無失点とほぼ完璧なピッチングを見せた前田だ。