侍21U代表、台湾を逆転で下して7戦全勝で決勝へ 16日の決勝で再び台湾と激突
広島・鈴木が貴重な2点タイムリー3塁打、16日の台湾戦で勝てば全勝優勝
台湾・台中で行われている21U(21歳以下)ワールドカップ(W杯)。ここまで開幕から6連勝と波に乗る日本は15日の2次ラウンド最終戦で台湾に6-2と逆転勝ちし、全勝で16日の決勝へと駒を進めた。
、決勝ラウンドの1位、2位決定戦の前哨戦となったこの日の対決。日本の先発は巨人・平良。2回に相手の4番・王柏融に二塁打を浴びたが、3イニングを投げて無失点の好投を見せた。2番手の立命館大の桜井が4回に先頭打者に四球を与え、続く打者にヒットを許し、1、2塁のピンチを招くと王柏融にセンターオーバーのタイムリー、7番の陳傑憲にレフトへのタイムリーを打たれて2点を失った。
2点を追う日本は6回、先頭の牧原(ソフトバンク)がライト前にヒット。直後にすかさず二盗を成功させ、近藤(日本ハム)のショートゴロの間に3塁へ。続く鈴木(広島)が死球で出塁し、1アウト1、3塁とすると法政大・畔上のサードゴロの間に1点。続く、巨人・辻のセカンドへのタイムリー内野安打で同点に追いついた。
7回には相手の失策で3点目。さらに鈴木が右中間へ大きな2点タイムリー3塁打を放ち、5―2とリードを広げた。
9回にも1点を追加した日本は投手陣も踏ん張り、台湾を下して1次ラウンドから7戦全勝。日本が2次ラウンド1位、敗れた台湾が2位となった。16日の順位決定戦で再び、台湾と対戦し、勝ったチームが優勝となる。若き侍ジャパンの全勝優勝も見えてきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count