2人のドラフト1位、横山雄哉と野村亮介が侍21U代表で見せた可能性

豊田投手コーチも高く評価

 中日ドラ1右腕の野村は同じ試合の9回から登板し、1イニングで2つの三振を奪い、海外試合初登板でセーブを挙げた。

 中日では先発投手として働くことになるが、先発は中村、日本ハム・上沢、楽天・森でまわすことが決まっていたため、抑え役になった。野村は2次ラウンドまでの3試合で3回無失点、2セーブをマーク。クローザーとしての地位を確立した。

 巨人で投手コーチを務める侍ジャパンの豊田清投手コーチは横山について「ストレートの腕の振り、思い切りの良さがいい」と印象を語っていた。

 横山も海外旅行すらしたことのない、国外初登板だったにもかかわらず、臆することはなかった。メジャーのマイナー選手もいたパワーヒッター揃いのオーストラリア打線から空振りをどんどん奪っていた。187センチの野村について同コーチは「長身を生かし、球に角度があり、コントロールがいい」と評価。力強いボールに加え、安定したピッチングができるため、クローザーを任せることにしたのだった。

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