ヤンキースGM、黒田の現役続行を確信!? 「引退するには才能がありすぎる」 再契約には明言を避ける
果たしてヤンキースは黒田の再契約に動くのか
ロサンゼルスに自宅のある黒田に対し、メジャー1年目から4年間所属した古巣ドジャースが獲得に乗り出すという報道もあったが、キャッシュマンGMは黒田に対するアプローチを急ぐ様子は見せていない。また、球団側はFAとなった黒田とイチローに対するクオリファイング・オファー(QO)も出さなかった。
ニューヨーク・デイリーニューズ紙によると、ヤンキースは先発ローテーションの補強として、少なくとも投手1人の獲得を検討。今季途中にダイヤモンドバックスからトレードで加入し、FAとなっているブランドン・マッカーシー投手が補強の最有力候補だという。
さらに2人目の先発投手の補強についても可能性があるようだ。同GMは「私はそれ(2人目の先発投手獲得)に関してオープンだ。我々にはいいピッチャーが揃っているが、健康の問題や故障歴の関係で、明らかに不確定要素が存在する」と語っている。
これまで巨額な強化費を投入し、大型補強を敢行してきたヤンキースだが、今季はタイガースFAのマックス・シャーザー投手やアスレチックスFAのジョン・レスター投手らFA市場の大物に対する積極的な動きを見せていない。2年連続のプレーオフ進出失敗にもかかわらず、不気味な沈黙を続けるヤンキースだが、黒田に対してどのような動きを見せるのか、注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count