楽天が中島俊哉の引退を発表 左投手打ちのスペシャリストとして活躍

23日のファン感謝セレモニーで引退セレモニー

 楽天は22日、中島俊哉外野手の現役引退を発表した。今季は4試合の出場のみにとどまり、10月28日に戦力外通告を受けていた。

 中島は2002年のドラフトでオリックスから8位指名を受け、九州国際大から契約金0円で入団。2004年オフには選手分配ドラフトで新球団の楽天に移籍した。楽天では野村克也監督に左投手打ちのスペシャリストとして重用され、2008年には規定打席未満ながら打率3割1分5厘と活躍。2009年の球団初のクライマックスシリーズ進出にも貢献した。

 2009年オフには「ミスターイーグルス」と呼ばれた礒部公一の引退に伴い、背番号8を継承。昨季は左投手対策としてクライマックスシリーズや日本シリーズで先発するなど、球団初の日本一に貢献した。シーズン終了後には、背番号を8から52に変更していた。

 中島はプロ通算296試合に出場し、打率2割6分4厘、9本塁打、50打点。今後は「楽天イーグルス ベースボールスクール」でジュニアコーチを務める予定。23日に楽天Koboスタジアム宮城で開催されるファン感謝祭で引退セレモニーを行う。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY