田中将大の7年契約にはMLB史上10番目の価値がある? “価値ある契約”の十指に
1位は禁止薬物問題に揺れるあの選手
○9位 ナショナルズのジェイソン・ワース外野手の2011~17年の7年1億2600万ドル。WAR予想は23・3で、年俸100万ドルあたりのWARは0・16。
○8位 マリナーズのロビンソン・カノ二塁手が今季開幕前に結んだ10年2億4000万ドル。WAR予想は41・9で、年俸100万ドルあたりのWARは0・17。
○7位 フィリーズのクリフ・リー投手の20011~15年の5年1億2000万ドル。WARは21・9で100万ドルあたり0・18。
○6位 ジェイソン・ジアンビ一塁手(インディアンス)が2002~08年にヤンキースと結んだ7年1億2000万ドルでWARは合計22。100万ドルあたりでは0・18。
○5位 元ドジャースのケビン・ブラウン投手の1999~2005年の7年1億500万ドル。WARは合計22・9。100万ドルあたりのWARは0・22。
○4位 カージナルスのマット・ホリデイ外野手。2010~16年の7年1億2000万ドルで、WAR合計は26・1。100万ドルあたりのWARは0・22。
○3位 元レッドソックスのマニー・ラミレス外野手の2001~08年の8年1億6000万ドル。WARは合計36・7。100万ドルあたりでは0・23。
○2位 カルロス・ベルトラン外野手(ヤンキース)がメッツと2005~11年に結んだ7年1億1900万ドル。WARの合計は32・7で、100万ドルあたりでは0・27。
○1位 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス三塁手がレンジャーズと2001年に結んだ10年2億5200万ドル。2004年にはヤンキースにトレード移籍し、2007年終了後には10年契約を結び直したが、2010年までのWARの合計値は71・4。100万ドルあたりでは0・28。
ランキングの中には禁止薬物使用の疑惑がある選手も含まれているが、特集では純粋にWARの数値の合計だけでしたもの数字で検証されている。
WARは投手よりも野手の方が高くなる傾向があるだけに、田中のトップ10入りは大きな意味があると言えるだろう。もっとも、来季以降の数字は予想数値ということで、期待の大きさとも取ることができる。6年後、田中は実際にどれだけのWARを積み上げているだろうか。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count